2020年6月7日日曜日





今週から毎日、小学校も中学校も登校が始まり
朝の日差しに交じって、通りには子供達のパタパタと走る足音や
ランドセルの箱が揺れるような音が聞こえた。

こんな感じだったなあ、と
思い出すように、当たり前に聞こえていた物音が
今となっては新鮮に感じた一週間だった。


少し前のことだった。
「今日だよね、おめでとう。」
と、娘が小さな両手で嬉し恥ずかしそうに
小さなプレゼントを渡してくれた。

包みを開けると、そこから一匹の小さなワンコがコロリ、顔を出した。




高さが約2.5センチほどの手のひらサイズ。
しかし陶器で出来ている為か、ドッシリした重みを感じる。


小さいのに、一点を見つめる子犬は
存在感がある。

何か語りかけてくる様な気がして
1日になんども目が合う。
そして、込み上げてしまう悲しみを何度も癒してくれた。

私の大好きな大切な友人が、難病にかかり
胸が苦しいほど締め付けられる。

でも、本人が一番辛い。
だから、私が泣いても何も解決しないのなら
出来ることをしたいし、倒れるより立ちたい。

1秒1秒を無駄に過ごすなんて出来ない。

命は永遠ではないから。


プティワンコと同じシリーズの猫たちが
今、彼女の側に居る。

きっと守ってくれている。



今も、小さくて大きな存在感のあるワンコは
私の左横に静かに佇んでいて
見守っている。


同じように、病と向き合う私の大切な友人のことも
きっと必ず守ってくれている。
 

ずっと側で。


沢山の思いを彼女に込めて。  凜




2020年5月11日月曜日

空間から発するもの



「やっと、此処が終わった。。!」
お肌も顔もやつれた私ですが
心は、達成感でホッとしている。

今、息子の部屋の大掃除に、明け暮れている。

それは今月に入り、息子の顔が赤くかぶれ
皮膚の状態が急激に悪くなった。
おまけに鼻炎まで悪化し、クシャミが止まらない。

ゴールデンウィーク前に、急いでかかりつけの皮膚科へ行き
明けてすぐ、血液検査結果を取りに車を走らせた。

食べ物は、別段悪くなかったが
一番の原因は、ハウスダストとダニ、そしてこの時期の花粉。


息子は幼少の頃から、4月末から5月にかけて
身体中、赤みや痒みがひどかったので(アトピー性皮膚炎)
毎年、準備をしていたが、今年は酷かった。
顔まで赤くなったことは、初めてだったから。


ドクターの提案と、栄養学に詳しい友人に話を聞き
双方のアドヴァイスを元に
徹底的に、アレルギーの要因を無くすべく
先週末から「断捨離・掃除」
そして「小麦粉断ち」を決行している。

この小麦粉断ち、中学男子にはかなり厳しいものでもある。
大好きなラーメン、パン類、パスタなど
好物の食事は、お預け。


いきなり全てを断つのは、本人にはハードルが高い。
なので、スモールステップとして
1週間小麦粉断ちをしたら
翌日は、大好きなラーメンをお昼に食べる。 というご褒美ルールを採用。

今のところ、2クールが終わり
今日のお昼は、主人特製スープのラーメンを
満面の笑みで頬張っていた。


なんとか、ゴチャゴチャとした息子のパソコン機器周りと
押入れの中の大掃除を終えた。


グッタリと目が虚になるが
スッキリと生まれ変わった部屋を眺めると
たちまち、心が晴れ渡る。

ひょっとすると
息子がアレルギーで悩まされていたのは
ハウスダスト等だけではないかもしれない。

雑多な空間が、もしかしたら人のエネルギーを奪っていたのだろう。
整った空間は、空気の循環が良いものだ。


息子は息子で、本棚の整理は終わり
今は膨大なプリントの整理と格闘中。


息子の部屋が完了したら、次は長女の部屋が待っています。
今年は目標がある為、苦手な教科を学んでいる。
やはり部屋の環境は
本人のやる気や、勉強の効率にも繋がってきます。


まだまだゴールは果てしないですが
清々しいこの季節に
休校継続中だからこそ
親子でやり切ります。


健康のためにも
日々のエネルギーを高めるためにも。


愛を込めて。 Les Caprices・凜



2020年5月4日月曜日

負けないエネルギー





今、静寂な土地で
賑やかに家族と過ごしている。

4ヶ月ぶりに義理の両親達と食卓を囲み
命のつながりを感じる。

ここへ連れてくるか、迷ったが
この数ヶ月間は、相当に注意して過ごしてきた。
子供達は友達とも遊ばせず、もちろん公園不必要な外出も禁止。
過保護と言われても、構わない。
万が一、の可能性がある限り。
自分たちの問題では済まされないから。



私はずっと家の中で、ハイヒールを履いたり
エクササイズをして過ごしていたら、ある日。

「デコルテを張ります!」
と、突然私の目の前で
腰に手を当て、胸を突き出し
爪先立ちの子供達が現れた。


思わず吹き出してしまい
笑顔がこぼれた。
子供達はしばしば、このセリフで度々、現れる様になり
私を楽しませてくれる。
見てない様で、見られているのですね。

我が家はテレビは一切見ずに
必要な情報だけを取る。
コロナの渦に気持ちまで負けたくない。


私の友人は、仕事自体が自粛になったため
その空いた時間に
家族みんなでYoutubeのエアロビクスで汗を流したり
姉妹でお菓子作りを楽しんでいる。

ある女性は
テレワークをしながら神経を尖らせながら過ごしているが
自宅では読書や映画、衣服の整理など
自分と向き合うことが楽しい、と言う。


出来ないことは増えたが
変わりに、できることも増えたから。と
前向きに、人生を楽しむ姿を見せてくれる女性達。

コロナに負けてたまるものですか!
と、それぞれに跳ね返すパワー。

女性のそんな前向きなエネルギーが伝わる。


ステイ・ホームもまだまだ長期戦ですが
楽しめること、出来ることに焦点を当て
コロナに負けずにマインドを高めていきます。



沢山の感謝を込めて。  Les Caprices・凜






2020年4月25日土曜日

かくも美しき正確さ:neneさん





昨日はLa tour des Espritsのneneさんとのエクスチェンジでした。

ご存知の通り、neneさんは先日、素晴らしいライブレッスンを成し遂げられ
私もリアルタイムでその様子を拝見させて頂き
最後は拍手が止まりませんでした。

neneさんの最新のブログを拝読し
あの素晴らしいレッスンの裏側には
どれ程の思いと葛藤や苦労があられたのだろう、、と
人生の奥深いドラマを感じさせて頂きました。


そんなneneさんとのエクスチェンジ。
決まった時から、私の心臓はヒクヒクしておりました。
もちろん、再会できる喜びも含めて。


エクササイズを開始して間もない数分後

「凜さん、脚を90度に上げ下げする際に、肩が若干右に曲がるので
左に開く意識を」と
素早く修正がかかり、私の身体に早速neneさんの素晴らしきメスが入った。


その後も、工夫を凝らしたエクササイズが続き
最後はハイヒールを履いて
両腕を真上に伸ばし、クルリと回転してゆく
腹筋強化のエクササイズで幕を閉じた。


あっという間の45分間。
この間に、私はどれだけの筋肉を使っただろう。


それは今日、べットから起きあがった瞬間
身体のあちこちから届いた
爽快な痛みが物語っていた。


asami先生のレッスンを毎週受けられ
真摯にご自身と向き合われ続けたneneさん。


neneさんは、正確な見本のような足さばきに
優雅なリズムの足の運び。
そして、瞬時にメスを入れ、そこから相手に分かりやすく
何度も説明を丁寧に伝える。

かくも美しき正確さ。
本当に素晴らしいコーチです。


私自身、たいへん学びが多く、真髄に触れた45分間。
今回新たに、neneさんのクライアントになられた女性は
間違いなく、美しく正しくハイヒールを歩く未来があり
エレガントな女性になられるであろう、と
昨日のエクスチェンジで確信した。


今回のneneさんのフリーライブレッスンの動画を
neneさんのブログで拝見できる様に
ただ今ご準備をなさっていらっしゃる様ですので
皆さま、楽しみにお待ちくださいませ。


私のクライアントの女性からも
「毎日、(neneさんの)動画を拝見し エクササイズに励んでおります」
とのメッセージを頂戴したところ。

neneさんが放たれた愛の循環。
是非、皆様もご覧下さいませ。


neneさん、ありがとうございました。



沢山の愛と喜びを込めて。  Les Caprices・凜



2020年4月14日火曜日

本当の春を待つ








新学期、という言葉がこの時期に存在しない、4月。

満開の桜も美しいが
散り際の桜も
私たちの心を慰めてくれるようで美しい。

どこから舞い込んで来たのか
灰色のアスファルトに
淡いピンク色の桜が小さくクルクルと舞う


この一ヶ月の間
子供の成長
言葉だけでなく、助けたいと思う心を行動に変えた彼女の生き様に心震えたこと
離れている家族の存在の大きさ

前代未聞の今の状況がなければ
感じなかった、味わえなかったことは
私の価値観を変えてくれた


こんな桜の季節は2度とないだろう。


不自由なこともあるが
私よりも、もっともっと何百倍も
歯を食いしばって、命を削って
人命を助けている方々の存在を


教育現場で、子供達がいつか安全に登校できるように
見えないところで、今精一杯、尽くしてくれている方々の存在を

感染させられないよう
気を付けて通勤し、経済を支えてくれてる方々の存在を


私は絶対に忘れないように
私はせめて、自分と家族の健康を守る。
今は病院のお世話にならないように。


大切な友人が、福岡に来てくれたが
会えなかった。 いや、会わなかった。
仕方がないことで、悲しかったが

「会えない時間が、愛を育む」
という素敵なメッセージが届いた。

心に温もりを感じながら
それぞれに精進していこう、と
もう一度、空を見上げた。



福岡の街は人の気配も少なく
すっかり活気がなくなったが
今は皆、耐えている。

こんな時だからこそ、光をみて生きよう。

本当に芽吹く時期が
必ず来るから。


感謝を込めて。  Les Caprices・凜


2020年3月17日火曜日

お母さんになりたくない





「私、お母さんになりたくないって、思ってた」

当時小学2年生の娘の言葉に
夕刻、台所で洗い物をしていた私の手が止まった。


「どうしてなの??」
固まった私は、すぐさま膝をついて娘と目線を合わせた。

「だって私がお母さんになったら、スカートが履けないんだもん」


詳しく話を聞くと、どうやら結婚したくない、ということではなく
私の女性性の欠けたファッションが原因でした。


「お母さんは、いつもズボンを履いているでしょ。
だから私も大きくなったら、お母さんになったら
スカートが履けないと思って。」
うつむきながら、娘は心の内を明かしてくれた。

その時、何かが私の頭の中をぶち破った。

まさかそんな風に感じさせていたとは。。

これは私が師匠とのプレタポルテレッスンを始めた、3年前の出来事です。

出産してから、私はほぼ365日パンツスタイル。
スカートやワンピースは、すっかりクローゼットに眠らせたまま。

それが画面から飛び出るような師匠の美しさや
コンサルティングを始めた同士たちの美しさが刺激となり

私もこうなりたい!という眠っていた性(サガ)が
ジワジワと起き出した。


とはいえ、もちろん、最初はスカートやワンピースを履くと抵抗感が芽生えた。
今までとは違う世界だから。

しかし抵抗しながらも、私の頬は緩み
女性らしくある自分が懐かしかくも、嬉しかった。

ハイヒールの扉を開け、少しづつ
自分のファッションが変わり始めた頃。

私のファッションスタイルが「ハイヒール✖️スカート」での登場回数が多くなり
娘は安堵したのか
この冒頭のセリフ、娘の本音を聞かされたのだった。



そんなつもりは全くなかったのに
まさか、私が毎日ジーンズスタイルだったばかりに
娘には「お母さん=いつもズボン=スカートは履けない」という
悲しい図式を植え込ませていたとは。。


なんとも申し訳ない気持ちで、「ごめんね、そうじゃないよ。」
と、あの日アタフタと話した。


これは全員には当てはまらないとは思います。
が、母親の日常のスタイルは
幼い子供にとっては、それが全ての基準となってしまう。



あれから3年、今でも女性性に関しては
試行錯誤の最中ですが

あのポツリと、「お母さんになりたくない」と
神妙に呟いた娘のセルフを聞くことはなく
今では「母さん、今日はスカート、いいね。」と
ニッコリと笑顔を見せてくれる。

私の生き方、スタイルが
子供には物言わぬ鏡として、写っているのだと
今でも、このエピソードは私の戒めにもなっている。




感謝を込めて。  Les Caprices・凜




2020年3月11日水曜日

疲れた時こそ、エクササイズを




コロナウィルスの感染拡大で
様々な予想外のことが起こり
お疲れが溜まった方々に
こんな時こそ、ストレッチや運動をお勧め致します。


昨日は働いている近所の友人のお子様を
我が家でお預かりし
お迎えに来た彼女の口からも、小声で「ストレスが溜まりそう」
と、庭ではしゃぐ子供達には聞こえない様に
話をしていた。


確かに気持ちは分かります。

私も1日を振り返れば
なんだか台所にずっと立っている場面が浮かぶ。

そんな私は疲れが溜まったところに
あえて、ストレッチと素足のエクササイズ
特に、椅子を使ったエクササイズをしている。
これがストレスを散らすのに、とても効果があるのです。


身体が疲れているところに、運動?と思われるかもしれないが
実際にやってみると
かえって身体がほぐれ、血流が良くなり
体だけでなく、心も軽く
気持ちも前向きに働く。
「よし!次にいこう」と、もう一度頭を上げる私。


最近、ある対談動画を見た。
それは精神科医で作家の樺沢紫苑さん作「アウトプット大全」です。


とても勉強になることばかり、且つ内容もたっぷりな為
詳しいことは省きますが
この中で、「運動」について興味深い話がなされました。


ハイヒールエクササイズをされる皆様が
知っておくと
更に効果があるかと思いシェアをさせて頂きます。



人は身体を動かし、運動をすると
体内では、「成長ホルモン」が分泌される。
このホルモンは、①筋肉を作る作用
        ②疲れを癒す作用 がある。

つまり、疲労回復ホルモンでもある。


アメリカでは近年、「アクティブレスト」といって
積極的に運動することで、疲れを取る目的で
行う人々が増えている。


休日、寝て過ごすのではなく
「敢えて運動をする」ことで、逆に体にとっては疲れが減り
身体の休息になるということです。


また、人は運動をすることで
体内から「BDFN」という物質が放出され
これらは「脳の神経細胞を育てる」働きがある。

この働きが良くなると
頭の働きが良くなることも分かっている。
この「BDFN」は脳を活性化させ
脳の退化を防ぐ働きもある。




なるほど、運動すると良いことしかないのですね。
このことを知ってから、疲れたときにするエクササイズの効果にピンときた。


コロナ騒動で、様々な疲れが出始めた皆さま
5分間でも良いので、お疲れの時こそ
ストレッチや運動を。


何故なら、身体と心は一体で繋がっていますから
動かすことで、気持ちが上昇します。


しかしどうしても辛い状態の時は
思い切って休むことも大事ですね。
早くこの騒動が収まり
皆様が少しでも、元気に明るい夏を迎えられます様に。



感謝を込めて。  Les Caprices・凜


*明日から家族で出掛けるため、3日間ブログはお休み致します。




今週から毎日、小学校も中学校も登校が始まり 朝の日差しに交じって、通りには子供達のパタパタと走る足音や ランドセルの箱が揺れるような音が聞こえた。 こんな感じだったなあ、と 思い出すように、当たり前に聞こえていた物音が 今となっては新鮮に感じた一週間だった...