2018年5月22日火曜日

向き合う 2






前回の続きとなりますが、

私が彼とのあまりの価値観の違いに、別離を決めたこと。

しかし、17年間お世話になったこともあり、一方的に決められないため

今回は覚悟を決めて話し合った。

 私の求める夫婦感を口火に

今まで感じてきた、10年以上たっても消えることが無い心の傷や思いを

沢山のことを打ち明けた。

ここでは詳しくは綴れませんが、

 一番ストレスになっていた

彼が人に不愉快な思いをさせても、言い訳から始まり、素直に謝らないところ。

彼の車の運転のこと。

女性というものが、どれだけスキンシップと愛情表現を必要としているかも。


これまでにも何回も、こういった話は起こり、そして言い争ってきたが

段々と疲れてしまうことを避けるために、諦めてしまったり

こういうものなんだ、と自分を納得させては

本当は納得していない、モヤモヤの状態が続いたりと、

今までの私は、苦湯を飲んだり、考えが足りなかったり

立ち向かう勇気や強さが全く無かった。


しかし決意した今回は、ここで負けてはならないと踏ん張り

荒い運転で、どれだけ怖い思いをしてきたか、家族の命をどう思っているのか

たとえ日本人男性は昔からどの家庭も愛情や気持ちの表現が苦手な国民で

女性はそれに従い、受け入れるべきと言われても

私は長く夫婦をしていても、愛情表現はとても大切で望んでいるし

そういった態度を子供達にも見せたいと訴えた。

彼は「この歳にもなると、そういうものは減ってくる」と正直に言ったので

それは女性として傷つくこと、女性としての魅力がないのかと思う心情を

このときはプライドも何もかも捨てて、話し合った。


今回のたった一言の出来事は、実はずっと前からの私の中の

彼への違和感等、これらが積もり積もったものの頂点にきたものであったことも。


最終的に、彼がこれからは人に不快な思いをさせたら

言い訳などせず、まずは素直に謝ること。

子供の前でも、夫婦はスキンシップをとること。言葉をかけあうこと。

子供達の命を預かる車の運転、同乗者に配慮ある運転、その意識を絶対に持ってもらうこと。

今後、それが出来ないのであれば、私は(離婚を)考えます、とハッキリ伝えた。

ここで受け入れてもらえなければ、もう別離の道。

これ以上、自分の魂に嘘をつきたくないし、彼の成長のためにも

これが出来なければ、私は嫌だと言ったあと、しばらく沈黙が流れた。

ほんの数秒間でしたが、とても長く感じた後、

彼はゆっくりと頷いて、やっと受け入れてくれた。


私にも当然、改めるべきところもあります。

彼との冷戦状態の間、そのことも考えていた。

違和感を抱けば、その場で伝えることをしてこなかった。

伝えたとしても、感情的になることも多く、視野が狭かったこと。

主張して反発されて、疲れてしまうより

我慢して身の楽を選び、なんの解決にもなっていなかったこと。 許してしまう、弱さ。


また、私は長年暮らしていても、感謝や愛する気持ちは伝え合うことが

とても大切だし、子供達の教育にもそれは伝えていきたい。

日本独特の「あうん呼吸」は、好きではないのです。

それは男性の甘えでもあると思う。


そして、頭に血が登ることが起きた時、

感情的にならず、冷静に伝えれば、もっと彼にも分かってもらえていた。

だから私はキツイなと感じたときにこそ、冷静に気持ちをあえて落として

ゆっくりと話すように心掛けた。このときは正にそうでした。


今回は一旦、別離はお預けとなり、今はあの約束を彼なりに意識しているようです。

私は率先して、愛情表現をするし

今は彼に対して感謝の気持ちが一層強いです。

それは彼なりに歩み寄ろうという、努力が伝わるし、行動で表す思いやりも感じています。

相手にばかり求めるのは好きではないので、

自分も共に成長したい気持ちがさらに芽生えた。

私の悪いところも正直に言ってくれるのは家族、そして主人。

私には無い素晴らしい心遣いを出来るのも主人であり、気付かせてくれる。


一週間以上の冷戦状態は辛かった分、自分と向き合い、最後に彼と向き合い

核の部分を知ることができた。

自分を見失わないために、戦ってでも、伝えること

自分の魂に嘘をつかずに生きることは、きつく苦しいこともあるかもしれませんが

貫いたあとは、自分の心の軸がさらに成長している感覚があります。

このことは、特に女性には必要なことなのだと、この経験で痛感させて頂きました。

そして、またいつ違和感の警報ランプがなるかも分かりません。

そこはこれまでのように、流されず見逃さず、その為にも

自分自身の中で、良いエネルギーを持つことが、とても大事である。

美しもの。美しいハイヒール。 愛ある心。 クリアであること。

エネルギーチャージには欠かせないもの。


このように偉そうに書かせて頂いても、まだまだ欠けてることも多い

未熟な自分ではありますので

課題をひとつずつクリアしてゆけるよう、生きてゆく。

幸いにも、素晴らしい師匠やasami-parisチームの同士の方々

家族や友人達から学びや刺激を受ける身。本当に幸せである。

そして行動できるように日々、生きてゆきたい。


今回、身内での重い話しを、この場で綴るか数日たいへん悩み

何度も修正をしたりと、このように期間が空いてしまい、申し訳ございません。

少しでもどなたかの勇気になれば、との思いで打ち明けさせて頂きました。

ここまでお付き合いくださり、心から、感謝を申し上げます。


愛と感謝を込めて。   Les Caprices ・ 凜

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